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住宅 / 別荘
住宅 / 別荘















北アルプスを雄大に望む、標高約800mの大地。
この場所に求めたのは、ただ景色を眺めるための別荘ではなく、愛犬とともに自然の中で穏やかな時間を過ごすための住まいでした。
建物はゆとりある平屋とし、南側へ大きく開いたLDKを中心に計画しています。料理にこだわるご主人のために設えた、天然石「シザーストーン」のカウンタートップとチェリーの無垢材で製作したオリジナルキッチンは、日々の食卓を豊かに彩ります。
玄関に広がるベネチアンガラスのモザイクタイルは、時間や光によってさまざまな表情を見せ、住まいを静かに彩ります。その先には、大容量のシューズインクロークを配置。登山を趣味とするお施主様のために、ザックや登山靴、ウェアを収納できるスペースに加え、濡れたギアを乾かせるハンガーパイプを設けるなど、アウトドアライフを支える機能を備えています。
主寝室には回遊できるウォークインクローゼットを設け、すべて造作家具で構成しました。衣類だけでなく、趣味であるカメラや機材を美しく収納・ディスプレイできるよう計画し、日々の暮らしの中に趣味を自然に取り込んでいます。
床には幅広のミャンマーチーク、アクセントには天然塗壁材「シリカライム」を採用し、本物の素材だからこそ生まれる質感と、時を重ねるほどに深まる味わいを大切にしています。
浴室はグレーの大判タイルと御影石の床で構成し、落ち着きのあるホテルライクな空間に。素材の持つ質感が、日々のバスタイムをより豊かな時間へと変えてくれます。
南面には木製トリプルガラスの大開口を設け、リビングからウッドデッキ、庭、そして北アルプスへと視線が途切れることなく続く空間をつくりました。深い軒は四季折々の日差しや雨をやさしく受け止め、愛犬とともに外の空気を楽しめる心地よい居場所となっています。
水平に伸びる軒は、遠くに連なる北アルプスの稜線と重なり合い、建築が風景の一部となるようにデザインしました。 細い鉄柱が軒を軽やかに支え、水平ラインを際立たせた佇まいは、雄大な自然の中に静かに溶け込みます。西側の寝室には、山並みを一枚の絵画のように切り取るピクチャーウィンドウを設け、日々の暮らしの中で自然と向き合う時間を大切にしました。
広い庭はウッドフェンスで囲み、愛犬が思い切り走り回れるプライベートドッグランに。室内からデッキ、庭へと自然につながる動線が、人にも犬にも心地よい距離感を生み出しています。
ガレージには木製の電動シャッターを採用し、大切な愛車をゆったりと収められる空間を確保しました。住まい全体の素材感と調和するデザインとすることで、機能性だけでなく建築の表情の一部として計画しています。
冬には氷点下15℃にも達するこの地においても、高断熱・高気密性能と木製トリプルガラス、熱交換換気システム、輻射冷暖房パネルにより、一年を通して穏やかで快適な室内環境を実現しました。
雄大な風景を暮らしの一部として取り込み、愛犬とともに四季を味わうための住まい。
自然と建築が静かに寄り添い、本物の素材が時間とともに美しく育っていく一邸です。
| 場所 | 長野県大町市 |
|---|---|
| 用途 | 個人住宅 |
| 竣工 | 2026年8月 |
| 構造 | 木造 |
| 種別 | 新築 |
| 敷地面積 | 1197.0 m² |
| 建築面積 | 174.18 m² |
| 延床面積 | 144.88 m² |
| 建築性能 | Q 値:0.92W/m2・K |
| 仕様 | 屋根断熱材:ストーンウール t=368mm |